コミュニケーションスキルを育むために

まるんとでは、その中でも コグトレ® を大切に取り入れています。


認知機能強化トレーニング(コグトレ®)

〜考える力や感じる力、学びの土台を整える〜

コグトレ®とは、「認知機能トレーニング(Cognitive Training)」の略です。
「見る・聞く・覚える・考える・想像する」など、脳の基本的な力を鍛えるためのトレーニングで、継続することで次のような力が育まれていきます。

  • 指示が理解しやすくなる
  • 作業や学習への集中力・理解力が高まる
  • 状況判断がしやすくなる
  • 衝動や感情のコントロールがしやすくなる

こうした力は、日常生活だけでなくコミュニケーションにも直結して役立つものです。

また、「見る・聞く・覚える・考える・想像する」といった認知機能は、社会に出てからの仕事や生活の基盤にもなります。
つまり、コグトレ®は子どもたちの未来につながる大切なトレーニングなのです。

さらにコグトレ®には、「認知機能トレーニング」に加えて、SST(ソーシャルスキルトレーニング)も含まれており
人との関わり方と脳の働き
の両面をバランスよく整えていくことができます。


SST(ソーシャルスキルトレーニング)

〜社会性を育てる練習〜

SSTとは、人と関わるためのスキルを学ぶトレーニングです。
特に不登校や発達に課題のあるお子さんにとって、「どうやって伝える?」「相手はどう思ってるの?」といった場面は、分かりづらく戸惑いやすいもの。

SSTでは、以下のような具体的なスキルを身につけていきます。

  • あいさつの仕方
  • 上手な断り方やお願いの仕方
  • 自分の気持ちの伝え方
  • 相手の気持ちや表情を読み取る力
  • トラブル時の対応(ケンカの仲直りなど)

実際の場面をロールプレイなどで練習しながら、現実のコミュニケーションに活かせる力を少しずつ育てていきます。


認知の歪みを変える

〜「どうせダメ」が「きっとできる」に変わる〜

子どもたちは、失敗や否定の経験から
「自分なんて…」「どうせうまくいかない」といった『ネガティブな思い込み(認知の歪み)』を抱えやすくなります。

一見問題なさそうに見える子でも、実は心の中にそのような思いを抱えていることがあります。
そのため、良いことがあっても素直に受け取れず、自己否定的に捉えてしまうことも。

このような認知の歪みを少しずつ整えていくためには、以下のような関わりが大切です。

  • 子どもの気持ちを否定せず、丁寧に受け止める
  • 思い込みの背景にある体験を一緒に見つめる
  • 小さな成功体験を積み重ね、「できた!」という実感を育てる

こうした積み重ねが、やがて
「自分でもやれるかもしれない」という前向きな気持ちにつながっていきます。


子どもたちの「心の力」を育むためには

脳の力(コグトレ®)と人との関わり方(SST)をバランスよく育てることが大切です。
小さな「できた!」の積み重ねと、温かく寄り添う大人の存在が、
子どもたちの自信と前向きな気持ちを育て、未来へとつながっていきます。

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