今、子どもたちや若者たちが
生きづらさを感じる場面が
増えています
今、さまざまな理由から
生きづらさを感じている
子どもたちや若者たちが増えています。
子どもたちの中には
- 学校に行くことがしんどい
- 自分のルールにこだわってしまう
- 感情がうまくコントロールできない
- まわりに気をつかいすぎて、心が疲れてしまう
- 人の目が気になり、本当の気持ちを言えない
などの悩みを持つ子がいます。
また、10代・20代の若者たちの中には
- 自分に自信がもてない
- 将来、何をしたらいいのかわからない
- 自分が何をしたいのかもわからない
- 人と自分を比べて落ち込んでしまう
などといった悩みを抱えている子も
少なくありません。
「勉強についていけない」
「社会についていけない」
そんな経験を重ねる中で
自信を失い、こころに深い傷を負って
しまうこともあります。
そんなわが子の姿を前に
「この先どうなってしまうのだろう」
「親として何をしてあげればいいのだろう」
と、不安や心配で胸が締めつけられる
思いをされている保護者の方も
多いのではないでしょうか。
個々の世界観を大切に
人は、年齢や成長に関わらず
一人ひとり違う感じ方をもち
それぞれの世界を生きています。
だからこそ私たちは
「こうあるべき」に当てはめるのではなく
その人なりの歩みを尊重し
焦らず、比べず、寄り添い続けたい
と考えています。
こころの力を育むことを
何よりも大切に
私たちのスクールでは
学習や結果よりもまず
「こころの力を育むこと」を
何よりも大切にしています。
小・中・高校生は成長の過程で
思春期や青年期という
こころも身体も大きく揺れ動く時期
を迎えます。
この時期、子どもたちは
「もっと頑張らなければいけない」
「できない自分はダメなんじゃないか」
そんな思いを、知らず知らずのうちに
抱え込んでしまうことがあります。
そして保護者の方もまた
「このままで大丈夫なのだろうか」
「何かしてあげなければいけないのでは」
と、悩みながら日々向き合って
おられるのではないでしょうか。
しかし、この時期に本当に必要なのは
無理に前へ進むことや
自分を追い込むことではありません。
「自分は自分でいいんだ」
そう感じられる安心感と経験が
こころの土台をゆっくりと育てていきます。
学校に行きたくない、社会が不安。
その奥には、言葉にできない
たくさんの思いが詰まっています。
頭では分かっているのに言葉にできない。
こころが止まり、身体が動かない。
気持ちを否定されるのが怖い。
そうした思いが重なり
こころをぎゅっと閉ざしてしまう
こともあります。
だからこそ私たちは
「早く元気になってほしい」と焦るのではなく
今の気持ちをそのまま受けとめ
安心できる関わりの中で
こころの力が育っていくことを
大切にしています。
保護者の方と一緒に
子どもたちが自分の力で歩き出せるその日まで
そっと見守り、支えていく。
それが、私たちの大切にしている姿勢です。
「そのままで大丈夫」
と受けとめてもらえる経験
だからこそ、最初に出会ってほしいのは
「そのままのあなたで大丈夫だよ」と
受けとめ、認めてくれる大人の存在です。
評価やアドバイス、励ましではなく
「うんうん、そうなんだね」と
気持ちをそのまま受けとめて
もらえること。
その経験が、固くなったこころを
少しずつ、ゆるめていく
第一歩になります。
小さな「できた」を、ひとつずつ
自分のやりたいことを
少しずつ実現していく。
その小さな積み重ねが、
「自分にもできることがあるかもしれない」
という感覚を育てていきます。
結果だけでなく
「やってみようとしたこと」
「今日ここまで頑張ったこと」
その過程を大切にし
しっかりと認めてもらえることで
自信はゆっくりと育っていきます。
仲間と出会い、支え合う経験
ここは、同じような悩みや生きづらさを感じている
子どもたちや若者たちが集う場所です。
同じ経験をしてきたからこそ
言葉にしなくても分かり合えることがあります。
「自分だけじゃなかった」と感じられることが、
こころをそっと軽くしてくれることもあります。
同じ思いをもつ友だちや仲間から受ける
何気ない励ましや共感、寄り添いの言葉は、
ときに大人からの言葉以上に
こころに深く届くことがあります。
傷ついて、落ち込み、立ち止まってしまったときも
そばに友だちや仲間がいることで
もう一度立ち上がる力が湧いてくることがあります。
人はひとりでは、なかなか元気になれなくても
誰かとつながり、支え合う中で
こころは少しずつ回復していくのです。
「一緒にいる」「同じ時間を過ごす」
その何気ない関係性そのものが
成長と回復を支える大切な力になると
私たちは考えています。
自分のペースで、ゆっくりと
自分らしさを取り戻すには
時間がかかることもあります。
昨日は元気だったのに、今日は落ち込んでいる。
そんな心の波があるのも自然なことです。
私たちは、その揺れも含めて
「その子の歩み」だと考え、
大丈夫だと信じて、そばに寄り添い続けます。
自然からもらう、無言の癒し
こころがしんどいとき、自然は
言葉を使わず、やさしく癒してくれます。
風に当たること。
緑を眺めること。
土に触れ、小さな命を感じること。
そうした何気ない体験の中で、
自然は大きく私たちを包み込み、
こころをゆるめてくれます。
感情を出せる、安心の場所
ここでは、普段出せない気持ちを
笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら
そのまま出しても大丈夫です。
感情を出すことは、決して悪いことではありません。
それは、こころが回復に向かっているサインであり
こころの浄化でもあります。
安心できる場所があるからこそ
人は少しずつ、本来の自分に戻っていけるのです。
信じて、見守るという支え
私たちが大切にしているのは
無理に相手を変えようとすることではありません。
子ども自身が持っている
「成長しようとする力」
「こころを取り戻そうとする力」
を信じ、見守ること。
そのための環境と、安心できる関係性を
丁寧に整えていくこと。
それこそが
こころの力を取り戻し、育んでいくための
いちばん大切な支えだと、私たちは信じています。