大阪・豊中市|不登校・学校に行けない子の学びと居場所

こころに寄り添い自分らしく育つ場所に

今、さまざまな理由で生きづらさを感じている子どもたちが増えています。

  • 学校に行くことがしんどい子。
  • 自分のルールにこだわってしまう子。
  • 感情があふれてコントロールできなくなる子。
  • まわりに気をつかいすぎて疲れてしまう子。
  • 人の目が気になって本当の気持ちが言えない子。

そして、「勉強についていけない」ことに傷つき、自信を失っていく子もいます。

そんな子どもたちの姿を目の前にすると、親として胸がきゅっと苦しくなることもあるでしょう。

でも、どんな子にも「その子なりの感じ方」があり、「その子なりの世界」がちゃんと存在しています。だからこそ、私たち大人が焦らずに、その子のペースに寄り添うことがとても大切だと感じています。


こころの力を育むことの大切さ

私たちのスクールでは、まず「こころの力を育む」ことを何よりも大切にしています。

子どもたちは、小・中・高校とそれぞれの成長段階で、思春期や青年期というこころも身体も大きく揺れ動く時期を迎えます。この時期に大切なのは、「自分は自分でいいんだ」と感じられる体験です。

学校に行きたくないという気持ちの奥には、さまざまな思いが詰まっています。
「行きたくない」と言いたいのに言葉にできない。
「行かなきゃ」と思っていても動けない。
誰かにその気持ちを否定されるのが怖い……。
そんな思いが、子どもたちのこころをぎゅっと閉ざしてしまうのです。

だからこそ、最初に出会ってほしいのは、「そのままのあなたで大丈夫だよ」と受けとめてくれる大人の存在です。

「評価」や「励まし」ではなく、「うんうん、そうなんだね」と気持ちをそのまま受けとめてもらえることが、固くなったこころを少しずつほどく第一歩になります。


小さな“できた”を積み重ねていく

「絵が描けた」「お手伝いができた」「友だちと話せた」——。
そんなささやかな“できた”の積み重ねが、「自分にもできることがある」と子どもに感じさせてくれます。

結果だけでなく、「今日ここまで頑張った」「やってみた」という“過程”を大切にして、スタッフや周りの仲間から「すごいね!」「がんばったね!」としっかり認めてもらえることが、子どもたちの自信へとつながっていきます。


自分のペースで、ゆっくりと

こころが元気を取り戻すには、時間がかかることもあります。

昨日は元気だったのに、今日は落ち込んでいる……。そんな波があるのは自然なことです。落ち込んだ先にこそ、新しい気づきや変化が待っているかもしれません。だから私たちは、「大丈夫だよ」と信じて、子どもたちのそばに静かに寄り添い続けます。


自然からもらう無言の癒し

人との会話がしんどいときでも、自然はやさしく迎えてくれます。
畑で土に触れること、小さな虫や鳥の姿を見つめること。
そうした何気ない体験の中で、子どもたちは“言葉ではないやさしさ”を感じ取り、少しずつこころをゆるめていきます。


感情を出せる、安心の場所

「泣いてもいい」「怒ってもいい」——感情をそのまま出せる場所。
それが、子どもたちにとって本当に安心できる空間です。

感情を出すことは、決して悪いことではありません。
むしろそれは、こころの回復のサインであり、こころの浄化でもあります。
安心できる場所があるからこそ、子どもたちは少しずつ本来の自分に戻っていくのです。


信じて、見守ること

最後に、私たちスタッフができることは、「こころを元気にさせよう」と無理に変えようとすることではありません。

子ども自身が持っている“戻っていく力”を信じて、見守ること。
そのための環境と、安心できる関係性を丁寧に築いていくこと。

それこそが、子どもの「こころの力」を取り戻し、育んでいくために、いちばん大切な支えになると私たちは信じています。

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