オルタナティブ(alternative)」という言葉を訳すと「もう一つの」という意味になります。
当スクールでは、公立でも私立でもない「もう一つの学校」という立ち位置で定義づけています。
一般的にオルタナティブスクールでは、個人が尊重され、子どもの自主性を重視した活動や教育が行われています。
そういった中で、子どもたちをメインに考える当スクールでは、「教師」という立場を一新し、子どもたちを支えるスタッフ(応援者、協力者、支援者)という立場で運営を図ります。
また指導要領・運営体制などが法によって規定されている公の教育とは違い、当スクール独自の方針や理念で運営していますが、
公立の学校と全く縁を切るという姿勢ではなく、地域、学校、行政、医療機関とがお互いに連携し、協力し合い、子どもたちをどう育んでいくかを模索し、育成を図っていくことを目指しています。
現代の子どもたちに必要な力
2020年、新型コロナウィルス感染拡大により、緊急事態宣言が発令され、休業を余儀なくされた店舗や企業が多数存在しました。会社へ出勤する形態が、オンライン化に変わり、スーパーやコンビニのレジも自動精算機が多数導入され、2022年では社会経済の様相がいっきに変わったように感じます。
他にも、銀行での各種手続きもオンライン化が進み、印鑑レスが当たり前になっており、人を介さないといけなかった事務手続きも、簡素化、便利になる反面、未来の子どもたちの仕事が大きく変化している兆しは着々と進んでいます。
かつてあった職業が10年後には49%なくなると噂されているなか、今後どうやって未来の子どもたちが社会に生き残っていけるのかを考えたとき、
「人の生きる力が、いよいよ試さる時代がやってきた!」そのように受け止めてもいいのではないかと捉えています。