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まるんとの春、田んぼのはじまり

こんにちは、まるんと農業担当の事務局長です。

春の訪れとともに、今年も田んぼの季節がスタートしました。


3月:17枚の田んぼを耕しました

まだ空気の冷たさが残る3月、今年も17枚の田んぼの田起こしを行いました。

トラクターを使って、しっかりと土を起こし、来るべき田植えの準備を整えていきます。

一枚一枚、丁寧に手をかけながら、お米作りの一年がここから始まります。


4月:代掻きに向けて水の確保

4月に入ると、代掻き(しろかき)に向けた作業が本格化。

川からの水を引くための水路整備と、せき止め作業を行いました。

また、畦(あぜ)づくりも進め、田んぼの水がしっかり保てるように準備していきます。


苗代づくりと水との格闘

苗を育てるための「苗代(なわしろ)」づくりでは、川をせき止めて水を入れる作業をしていましたが…

今年はなかなか雨が降らず、水不足が心配されました。

そこで急きょ、ポンプを使って水を確保!

事務局長である私と、農業の師匠と共に自然との向き合い方を肌で感じながら作業しました。

無事に苗代が完成し、ホッとひと安心です。


種もみの準備も順調に

お米の命となる「籾(もみ)」の準備も着々と進んでいます。

「種もみの準備工程」

乾燥
 しっかり乾かして、苗床(なえどこ)にまく準備を整えます。

浸水
 籾(もみ)を水に浸けて、芽出しの準備をします。

塩水選(えんすいせん)
 塩水に入れて、浮いてくる未熟な籾を取り除き、良質な籾だけを選びます。

温湯消毒(おんとうしょうどく)
 病気を防ぐために、お湯に浸けて殺菌します。農薬を使わない、昔ながらの方法です。

それぞれの工程を丁寧に行い、元気な苗に育つよう心を込めています。


田んぼは、たくさんの「手」と「心」に支えられています。

この春の作業も、多くの人の力を借りながら、ひとつひとつ進めています。

まるんとの子どもたちが体験する田植えは、私が関わっている田んぼのほんの一部をお借りして行うものですが

子どもたちの笑顔や驚きに出会えるこの時間は、何ものにも代えがたい喜びです。

その一瞬のために、自然と向き合いながら、季節の流れを感じ、

ゆっくり、丁寧に、心をこめて準備を進めています。

今後も農作業の様子をブログでお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!

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