2024.2.6
オルタナティブスクールまるんとではまるんと第1回『こども会議』が開催されました。
『こども会議』は文字通り子ども達による会議です。
大人は1人だけ参加しますが、見守り役です。
お題は出されますが、大人はいわゆる正解を言いません。
あくまでも子ども達主体の会議です。
さて、本日のお題はずばり『不登校』
スクールの仲間は日ごろ仲良くすごしていますが、
生徒ひとりひとりの『不登校』経験については、
しっかりと話したことはありませんでした。
ひとりずつ順番にスクールに来るまでの道を語っていきます。
そこには、学校で起こったこと、
先生の事、その時感じた事、家族の事、
みんなそれぞれの経験と歩んできた道の理由がありました。
ひとりが話し終えると
他の子たちがひとりひとり感想とフィードバックを話します。
その感想ひとつひとつに
心がこもっていて、話した子への思いやりに溢れています。
子ども達みんながお互いの歩んで来た道を知ることで、
相手への理解が深まったように感じました。
人にはそれぞれ、背景がある。
当たり前の事ですが、
目の前の人の背景や歩んで来た道に想いを馳せることは
大人でもなかなかできません。
子ども達がお互いの背景を知る事で、
少しでも人への想像力を広げることが出来るようになってほしいと思います。
また、最近では子ども達の間でも
『死ね』『クズ』『消えろ』など
簡単に人を切り捨てるような言葉を口にしてしまう子もいます。
人には背景があるということを知っていると、
相手がダメな行動をしていても、
『あの子はダメ』と
すぐ暴言をぶつけるのではなく、
『どうしてあんな行動をするのだろう』
と一旦想像をめぐらせる事ができるようになると思います。
『こども会議』には元になった映画があります。
映画『こどもかいぎ』では、保育園の園児さんが『かいぎ』をしています。
幼児さんですが、話す内容は・・・すごいですよ(笑)
興味がある方は一度ご覧になられてください。
まるんとでは生徒たちの人格形成と探求学習のため定期的に『こども会議』を開催していく予定です。