大阪・豊中市|不登校・学校に行けない子の学びと居場所

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泥だらけの笑顔に実った“学び”

田んぼで育つ、子どもたちの生きる力

6月に植えた苗が大きく育ち、少し遅くなりましたが
農家さんの稲刈りを終えたあと
私たちのスクールでもお借りしている田んぼの稲刈りをしました。

前日の雨で田んぼはぬかるみ状態。
生徒もスタッフも全身泥だらけになりながら
笑い声に包まれた楽しい時間となりました。

しりもちをついて泥まみれ。
泥が跳ねて、もう泥だけ。
でも、みんなの顔には満面の笑顔。
汚れなんて気にならないほど、心から夢中になっていました。

黄金色に実った稲を一株ずつ丁寧に刈り取る姿には、
自然や食への感謝の気持ちがにじんでいました。
土の柔らかさ、風の匂い、刈り取った稲の手ざわり──
そのすべてが子どもたちの五感を刺激し
“生きる学び”へとつながっていきます。

自然の中で身体を使って感じることは、
机の上の勉強では得られない「実感のある学び」です。
自分の力で体験し、仲間と協力して成し遂げる中で
子どもたちの確かなを成長を感じました。


今日の実りは、お米だけではありません。
子どもたちの心の中に芽生えた、“学びの実り”でもありました。
自然と関わり、人とつながり、心が動いたその瞬間こそ
生きる力の根っこが育つ時間です。

泥だらけになりながらも、みんなが心から楽しんで
自然の中で感じる喜びや達成感は
子どもたちにとって“未来へつながる確かな学び”です。

この体験を通して
「食べること」「育てること」「生きること」のつながりを
少しずつ感じ取ってくれたら嬉しいです。

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