大阪・豊中市|不登校・学校に行けない子の学びと居場所

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食の大切さを伝える田植え

自然の循環と子どもたちの学び

6月17日
まるんとの子どもたちとスタッフは、奈良へ田植え体験に行ってきました!

今回お世話になったのは、なんと30年間も自然農法を続けている田んぼ。
農薬も化学肥料も使わず、自然の力だけで育つ田んぼで、2枚の田んぼに苗を丁寧に植えました。

今年の種もみは、昨年まるんとの子どもたちが田植えした田んぼで収穫したもの。
去年まいた命が、種となり、芽を出し、苗となって、また新しいいのちを育てていく。
自然の中の大きな循環を、子どもたちは田んぼの中で体全体で感じ取ってきました。

靴下の子も、はだしの子も、泥の冷たさや柔らかさを確かめながら、一生懸命に苗を植えました。
泥の感触、風の匂い、鳥の声、太陽の光。
五感をフルに使って自然とつながるこの時間は、子どもたちにとってまさに“生きた学び”です🌿

青空の下、みんなで笑い、声を掛け合いながら進める田植え。
うまく植えられなかったり、足を取られて転んだりしながらも
子どもたちは「どうすれば上手くいくか」を自分たちで考え、工夫し、助け合っていました。

この体験の中には、「失敗から学ぶ力」や「協力することの大切さ」など
普段のスクールの中だけでは得られない“生きる力”がたくさん詰まっていました。

自然の恵みと人の手がつくる、いのちの循環。
秋にはきっと黄金色に実ったお米が、また私たちの手に届くことでしょう。


自然の中での体験は、子どもたちの「心の根っこ」を深く育ててくれます。
泥に足をとられながらも、諦めずに挑戦する姿。
仲間と声をかけ合い、笑顔で協力する姿。
その一つひとつが、未来を生きる力になっていきます。

土に触れ、いのちに触れ、感謝を知る。
この日感じた“つながり”を、子どもたちがこれからの人生でも大切にしてくれたらと願っています。

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